第一話  地下道

 

 

 

初めての路上は家の近くの金沢文庫の地下道。

 

ギター片手に胡坐をかいてオリジナルソングを目いっぱい歌ってたら,うちのbarで歌ってって誘われた。

 

うれしかった!

 

barでうたったはじめての夜はめちゃ楽しかった。

 

 

 

 

 

その後も何日か地下道へ

 

ほとんどの人がすどうりだった。

 

でもたまに乗りのりになってくれるおねーチャンやおじさんがいた。

 

がんばれっておこずかいをくれるひとも。

 

そんな瞬間はめちゃくちゃうれしくて、めちゃくちゃ楽しかった。

 

こんな瞬間をもっともっと味わいたい。

 

心がそう叫んでた。

 

 

 

 

 

 

そんなある日

 

『きみの舞台はここじゃないだろ?』

 

いつものように地下道で歌ってるとおじさんに言われた。

 

横浜ね・・・

 

ゆずでしょ?

 

ぼくはびびっていた

 

 

つづく

 

 

 

第0話 夢

漫画『ONE PIEACE』が大好き。

音楽が大好き。

ルフィ、かっこいい!ミュージシャン、かっこいい!THE BLUE

HEARTS、かっこいい!

 

そうだ!仲間と路上で歌を歌いながら、世界一周したらめちゃくちゃ楽しそう!

 

動機は単純!

 

ただ、やりたいとおもっただけ!

 

ただ、俺は俺でいたいだけ!


そうして夢に向け会社のバイクで走り出した、19の夜でした

 

 

 

 

今までの話

第一志望の大学に合格した。

 

でもすぐにいかなくなった。

 

 

 

 

 

ひょんなことからベトナムへのツアーに参加した。

 

そこで夢を持ってる同い年のやつらに出会った

 

『学校教育をかえたい!』

『将来は発展途上国で困ってる人をビジネスで救いたいんだ!』

 

そいつらの目は輝いていた。

 

心のそこからこれだっていえる夢がなかった俺は、ただただ話を聞くだけ。

 

焦った。悔しかった。そんな自分がいやだった。

将来を真剣に考えた。

 

どうすればいい?

 

空に何度も問いかけたけど答えは出なかった。

 

 

 

 

 

 

何かを変えよう。

 

いつになく早起きした俺は、最寄駅の本屋へ行った。

 

そこで、高橋歩さんという人の自伝を読んだ。

 

『夢があろうとなかろうと、楽しんでるやつが最強』

 

『理由なんていいから、とりあえずやってみなよ』

 

!?

 

僕の頭のかちこちが解け始めた瞬間だった。

 

 

 

 

僕は前からやってみたかったヒッチハイクをすることにした。

 

三浦半島一周

 

沖縄本島一周

 

横浜ー名古屋

 

横浜ー熊本

 

時に一人で、時には友達と、旅した。

 

どんどん距離を伸ばして自分の壁を破ってく感覚

 

どんどん人と出会って自分の価値観が破れてく感覚

 

すごい新鮮で楽しかった。

 

これが生きるってことか!

 

体が確信を持っていってた。

 

 

 

 

 

大学をやめた

 

家を出た

 

そして今に至る。